Q) キーワードって何ですか?SEOに重要ですか?

A)
キーワードはSEOの肝
SEO的な"キーワード"とはユーザーが検索エンジンに入力して検索している人気のワードのこと。
カンではなく経験とデータから潜在顧客にリーチできる「有効なキーワード」を選ぶ必要がある。

例えばワイン通販のサイトがSEO対策をして、「Wine Shop」というキーワードを設定したとします。
仮にその言葉で1位になったとしても実はこの言葉の人気度は0*。つまり、日本人で検索している人はほとんどいないのでこの言葉で上位表示できても人は来ないのです。
この場合は恐らく「ワインショップ(人気度2,750)」か「ワイン 通販(人気度2,045)」がいいと思います。
*キーワードハンター(http://www.kwhunter.com/)の2008年12月の数値

そのためSEO対策するにあたって、まずはキーワードを選ぶということがとても大切になります
特に「有効なキーワード」を選ぶということです。
では有効なキーワードとはどういうものでしょうか?
私の場合は常に次の5つのポイントを考えています。

  1. 質のいいキーワード
  2. ユニークなキーワード
  3. ロングテールのキーワード
  4. 入り口となるキーワード
  5. コンテンツがあるキーワード

1.質のいいキーワード

これは新規の潜在顧客を獲得できるロイヤリティの高いワードになります。
新規の潜在顧客とはサイト名やブランド名でない商材やサービス関連ワードになります。ロイヤリティが高いことの指標は直帰率が低い、購買率が高いなど。
ログ解析ソフトによってはキーワードごとの数値を見ることできるのでしっかり見極めていきましょう。

2.ユニークなキーワード

これはキーワードの種類です。
例えば私のクライアントでSEO施策を何年も実施しているサイトは1ヶ月のユニークキーワードが何と70万語もあります。つまり70万種類のユニークなキーワードでユーザーが訪問していることになります。

3.ロングテールのキーワード

これは最近すっかりお馴染みになったロングテールのテール部分の細かいキーワードのことです(図参照)。
最近はビッグ、ミディアムワードはキーワード広告で占拠されるためオーガニックで1位を獲得してもなかなか集客しにくくなっています。そのため細かいスモールワードまで対策することが重要です。
例えば地図サイトのキーワードを調べると、実は「渋谷区幡ヶ谷2丁目」「03-5796-5471」などといった番地や電話番号まで検索されているのです。

ロングテールの図

4.入り口となるキーワード

これは入り口として機能するキーワードのことです。
今までのサイトのユーザー導線はTOPページからの遷移が圧倒的に多く、私がSEOを始めた頃はTOPページからの流入が平均7割くらいは占めていたように思います。それが、今ではTOPページは3割から4割、サイトによっては1割ちょっとというところもあります。それだけTOPページ以外からの流入が多いということになります。
よくTOPページのキーワードには非常にこだわっているサイトを見かけますが(たくさんちりばめたり......)、TOPページ以外の下層の数十、数百、数千ページにもしっかりキーワードを配置して全てがユーザーを招く入り口として機能するようにすることが重要です。

5.コンテンツがあるキーワード

これはオリジナルなコンテンツ(記事、画像、商品など)があるキーワードということです。
最近人気ワードを自動で調べて中身のないページを自動生成したり、大半がアフィリエイトで占められたページを非常によく見かけます。このようなページを検索エンジンは評価しませんし、何よりユーザーの検索期待値に沿っているとは思えません。

なかなかこの5つのポイントを満たすことは難しいですが、キーワードを考えるときに頭の片隅にでも意識しておくときっと良いキーワードが選べると思います。

余談ですが、私は今年でSEOに従事して8年目になります。
当時日本にはまだSEOという言葉すらなくボスのJeff Rootに1からSEOを教えてもらったわけですが、そのときにJeffがまず言ったことは「何で日本にはキーワードツールがないんだ!」ということです。Jeffは日本に来る前にUSで数多くのサイトのSEOを経験しており、USにはその頃からWordtrackerなどのツールがあったそうです。
「SEOはまずキーワードを選ぶところから始めるものだ」
Jeffのその言葉が今でも私の心には残っています。

それから8年、今では日本でもSEOがどんどん浸透し、非常にメジャーになってWebサイト制作の必須要素になりました。ただ、どうも日本でフォーカスされるのはテクニックやHTML、そして外部リンクのように感じています。
つまり、SEOで最も肝となる「キーワード」についてはあまり注目されていないような気がするのです。

SEOもPPCもどちらもキーワードマーケティングですので、これからはもっとキーワードの重要性が高まることに期待しています。

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